問題となった利益率低下の中で、自動貿易関係は理由が良く分からない。
何故なら、自動貿易の設定は変えていない為。ただ、輸送船の数を30隻から
26隻に減らした。理由は次の2ヶである。
・以前に20隻から30隻に増やしても、輸送船団の利益率は余り変わらなかった。
・建設した工場の資源収集・製品販売に輸送船が新規に4隻必要になった。
そこで、自動貿易の輸送船4隻を工場の工場の資源収集・製品販売に転用した。
考えても良く分からないので、色々条件を変えて利益率の変化を調べてみた。
1.調査条件
(1)開始状態は同じとし(同じセーブゲームをロード)、ゲーム内で2時間の利益変化を調べる。
(2)変更する条件は、自動貿易の輸送船数と工場の操業/停止(輸送船の運用/停止を含む)である。
(A)現状のまま(自動貿易26隻、30工場7輸送船) ※30工場を7複合工場にしている
(B)工場操業停止(自動貿易26隻のみ)
(C)上記(A)から自動貿易の輸送船を6隻減少
(D)上記(A)から自動貿易の輸送船を5隻増加
(E)上記(A)から自動貿易の輸送船を3隻減少
2.調査結果(利益率、単位は万クレジット/時間)
自動貿易 | 工場 | 合計 | |
自動貿易26隻、30工場7隻 | 420 | 312 | 732 |
自動貿易26隻 | 485 | 0 | 485 |
自動貿易20隻、30工場7隻 | 378 | 298 | 676 |
自動貿易31隻、30工場7隻 | 375 | 291 | 666 |
自動貿易23隻、30工場7隻 | 454 | 300 | 754 |
3.調査結果の考察
(1)確信をもって言えることは、次の通り。
(A)30工場は平均して約300万クレジット/時間の利益を出す(時間的な変動は約±10万クレジット/時間)。
(B)自動貿易は、輸送船数に正比例して利益を出しはしない。
(C)自動貿易は、工場に所属する輸送船の交易の影響を受ける(利益が低下する)。
(2)確信をもっては言えないが、推測できることは、次の通り。
(A)自動貿易(EST)と工場の輸送船(CAG)は、同じ製作者のMODなので、なるべく安い資源を
入手しようとする論理は同じと思われる。その為、有限な資源を両者で取り合う事になる。
その影響で、工場の輸送船が増えると、自動貿易の利益が低下する。
(B)自動貿易(EST)の輸送船同士でも、有限な資源を両者で取り合う事になる。
その為、一定以上の輸送船を配備しても合計の利益は変わらない。
4.今後の方針
(1)自動貿易(EST)の輸送船上限は23隻と判断し、それ以上は配備しない。
(2)複合工場を3ヶ(個別工場は12ヶ)増やす。これによる利益率予想値は、以下の見込み。
自動貿易23隻 : 430万クレジット/時間
現行30工場7隻: 300万クレジット/時間
追加12工場3隻: 120クレジット/時間
合計 : 850クレジット/時間→艦隊強化計画の目標値
<個人的な感想>
X3の世界は、広大なように見える。しかし、貿易による利益は規模が大きくないようである。
それともEST,CAGのMODが計算する利益規模が大きくないだけかもしれない。後者の場合なら、
EST,CAGのMODを使わないで利益を出す方法がるかもしれない。例えば、X3ゲームの
オリジナル貿易機能を使う事である。1資源1輸送船の制約があり、使い易くはないが、
利益率を上げる為なら、試行する価値はある。