バタイユゲームの増援部隊到着遅延の検討(5/E)

4.結論

  前回までの検討結果から、パターン1Eを到着遅延の統一ルールとする。

 国の差別化としては、以下とする。

 フランス軍 : パターン1Eのフランス軍をそのまま使う。

 フランス同盟軍(1805年以降) : パターン1Eの仮想プロシア軍を使う。

 オーストリア軍 : パターン1Eの仮想プロシア軍を使う。

 ロシア軍 : パターン1Eの仮想プロシア軍を使う。

 プロシア軍(1806年以前) : パターン1Eのプロシア軍をそのまま使う。

 ザクセン軍(1806年以前) : パターン1Eのプロシア軍をそのまま使う。

 プロシア軍(1808年以後) : パターン1Eの仮想プロシア軍を使う。

 イギリス軍(同盟軍を含む) : パターン1Eの仮想プロシア軍を使う。

 差別化の理由は、以下の通り。

 1)フランス同盟軍(1805年以降)、オーストリア軍、ロシア軍、プロシア軍(1808年以後)、イギリス軍は

  フランス軍に比べて機動力が劣るので、増援部隊も遅延する確率が大きいと考えた。

 2)プロシア軍(1806年以前)とザクセン軍(1806年以前)は、上記1)よりも更に機動力が劣る。

 

5.今後の課題

  バタイユゲーム支援ツールに上記の”到着遅延の統一ルール”を反映させる事である。

 また、プレイテストを行って評価する必要もある。

 

<個人的な感想>

 上記の統一ルールは、各ゲームの遅延ルールと違う為に、デザイナー達が意図するのと

異なる戦況になる可能性がある。しかし、ゲームルール遵守よりもプレイし易さを優先した。

そもそも、到着遅延は指揮官の悩みを再現する目的であれば、同様に実現できているので

問題は少ないと考える。

 

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