リューベックの戦いで、ベルナドット軍団はスウェーデン軍の部隊1600人を捕虜にした。
この時の捕虜の扱いが大変良く、スウェーデン軍は大変感謝して帰国後に周りに話した。
この事は、3年後にスウェーデンが皇太子としてベルナドットを迎えるキッカケとなった。
いつもお世話になっている”祖国は危機にあり”さんの下記WEBページを参照。
なお、何故にスウェーデン軍がリューベックに居たのかは、上記のWEBページで
引用しているGustaf F Mörnerの記述に書かれている。それによると、Lauenburg Elbe(*1)に
駐屯していた部隊がフランス軍の接近に危機を感じて、リューベック経由でスウェーデン領
ポメラニアのシュトラールズントに戻る途中であった。(下図参照)
(*1)Lauenburg Elbeは、第4次対仏大同盟を結成した際にプロシアからスウェーデンに譲られた。
<個人的な感想>
運命的な出会いである。ベルナドットの人柄と外交辞令がスウェーデン軍捕虜には
大変良く見えたと思われる。ミュラやスールトが代わりに捕虜にしたとしても、彼らを
良く扱ったとは思えない。その場合、スウェーデンは別の歴史をたどる事になっただろう・・・。