1806年戦役のベルナドット(8)

 リューベックの戦いで、ベルナドット軍団はスウェーデン軍の部隊1600人を捕虜にした。

この時の捕虜の扱いが大変良く、スウェーデン軍は大変感謝して帰国後に周りに話した。

この事は、3年後にスウェーデンが皇太子としてベルナドットを迎えるキッカケとなった。

いつもお世話になっている”祖国は危機にあり”さんの下記WEBページを参照。

 ・メルナーの一族

 

 なお、何故にスウェーデン軍がリューベックに居たのかは、上記のWEBページで

引用しているGustaf F Mörnerの記述に書かれている。それによると、Lauenburg Elbe(*1)に

駐屯していた部隊がフランス軍の接近に危機を感じて、リューベック経由でスウェーデン領

ポメラニアのシュトラールズントに戻る途中であった。(下図参照)

 (*1)Lauenburg Elbeは、第4次対仏大同盟を結成した際にプロシアからスウェーデンに譲られた。

 

<個人的な感想>

 運命的な出会いである。ベルナドットの人柄と外交辞令がスウェーデン軍捕虜には

大変良く見えたと思われる。ミュラやスールトが代わりに捕虜にしたとしても、彼らを

良く扱ったとは思えない。その場合、スウェーデンは別の歴史をたどる事になっただろう・・・。

 

<リンク>

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