リューベックの戦いの後で、ベルナドットは11月8日にナポレオンに捕獲した
51本の軍旗(スウェーデン軍とプロシア軍のもの)を送り、以下の言葉を添えた。
”陛下、グスタフ・アドルフの軍旗とフリードリッヒ大王の軍旗をご覧になり、喜んで頂ければ幸いです。
また、私の行軍と戦闘が陛下の期待に添い、満足して頂けたのなら幸いです。”
ナポレオンは13日付けの手紙でベルナドットに以下のように返答した。
”従弟(いとこ)よ、軍旗を受け取った。
貴官が最近見せた行動力と才能に私は喜んでいる。
また、貴官の部隊の勇猛さにも喜んでいる。
私は満足しており、また感謝している。”
なお、ナポレオンは、その前の9日には次の布告を出している。
”皇帝陛下は、敵の追撃戦で見せた行動力とリューベックの戦いで輝かしい指揮を見せた
ベルク大公(ミュラ)、ポンテコルヴォ公(ベルナドット)、スールト元帥に大変満足している。
また、その指揮下の部隊にも大変満足している。”
<個人的な感想>
ドルンブルクの件は棚上げにして、ナポレオンは素直にベルナドットを賞賛している。
プロシア軍の追撃戦で名誉挽回したと思ったのかもしれない。