イエナの戦い仮想シナリオ検討(2)

3.参加する部隊

 (1)プロシア軍

    Marshal Enterprisesの仮想シナリオの通りとする。

 (2)フランス軍

  (A)下記の部隊は、Marshal Enterprisesの仮想シナリオの通りとする。

     第Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ、Ⅶ軍団。親衛隊の歩兵、砲兵部隊。

  (B)親衛隊騎兵

    史実では遠くに居て間に合わなかったとの事で、なしとする。

    代わりに史実通りにユサール第1連隊がナポレオンを護衛する。(*1)

    (*1)Histoire-Collections-Jena-Auerstaedt p60

  (C)予備騎兵軍団

    史実では、胸甲騎兵第1、第2師団と竜騎兵第1師団がミュラの指揮下に

   あったので、この3ヶ師団とする。軽騎兵旅団(ラサール准将)、竜騎兵第3師団(ビューモン少将)と

   竜騎兵第4師団(サユーク少将)は、史実通りにベルナドット軍団に同行する。(*2)

   (*2)Histoire-Collections-Jena-Auerstaedt p42

  (D)第Ⅲ軍団

    次の3点を変更する。

   (a)マップへの進入路は地図上部(プロシア軍側)のアポルダ方面道路端とする。

    ⇒史実では、下図の上側灰色ルートを進軍した。Marshal Enterprisesの仮想シナリオでは

    Dornberg Road かNerkwitz Roadの選択としているが、このルートは第Ⅰ軍団の

    ルート(下図の下側灰色)を経由した場合である。

   (b)到着時間について見直しする。

     上記の距離33kmを通常の行軍速度3km/hで計算すると、11時間かかる。ベルナドット軍団と

    同じAM3:00に出発したと仮定して、先頭部隊の到着はPM2:00である。部隊到着時間の遅延

    (賽の目)については、Marshal Enterprisesの仮想シナリオに合せる。

   (c)到着順序も見直しする。

     史実ではアウエルシュタットの戦いに以下の順序で戦場に到着したので、同じ順序とする。

     ・ギューダン師団(第3師団)、フリアン師団(第2師団)、騎兵旅団、モラン師団(第1師団)

      なお、軍団直轄の砲兵部隊は騎兵旅団の次、モラン師団の前とする。

 

  (E)第Ⅰ軍団

    史実ではPM4:00にアポルダに到着したのは、リヴォー師団、軍団軽騎兵と竜騎兵3ヶ連隊との事。

    ⇒第Ⅰ軍団のドルンブルク隘路を通る困難については、下記のWEBページを参考にしました。

      ・1806年10月14日 ドルンブルク

      ・第1軍団の速度

    自家製シナリオの終了時間PM6:00までに、どの部隊が何時に到着できるかは次回以降で検討する。

 

<個人的な感想>

  今回の見直しの主眼は第Ⅰ軍団の参加戦力と到着時刻を決める事である。これは簡単ではない。

 上記の”祖国は危機にあり”WEBページに記載がある通り、ドルンブルク隘路を通過する時間が

 問題である。上記のページに断片的な事実があるので、これを基に推測する事になる。

  なお、第Ⅰ軍団の参加によりMarshal Enterprisesの仮想シナリオよりもフランス軍に有利に

 なるが、第Ⅲ軍団の到着が仮想シナリオよりも2時間(6ターン分)遅くなるので、ゲームバランスは

 同等と思われる(プレイして見ないと何とも言えないが・・・)。

 

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