ベルナドットが1806年に授与されたポンテコルヴォ公国について調べてみた。
(1)地理
場所は下図の通りで、88平方キロメートルの面積である(東京都伊豆大島が91
平方キロメートルなので、それより少し小さい)。人口は3000人。現在は、こちら。
(2)街の遠景(現在)
(3)公国の護衛隊
(4)資産価値
公国からの年収は不明である。ベルナドットがスウェーデン皇太子になったので、
公国をナポレオンに返却する際には、300万フラン(現在の円に換算して72億円)を
ナポレオンが払う約束をした。しかし、1/3の24億円しか払わなかったとの事。(*1)
(*1)こちらのp60 Bernadotteの画の下にある文章を参照(Googleで翻訳できる)。
<個人的な感想>
小国であるが自分の領地、領民、護衛隊、紋章を持ち税収入もあるので、名誉・経済面でも
他の元帥(ミュラ、ベルティエを除いて)から嫉妬されるのは当たり前と思う。
ナポレオンが、このような厚遇を与えた理由はハッキリしない。ひょうとしたら、歴史書が記載
している以上にアウステルリッツ会戦でのスールト軍団支援が勝敗を決める要因の1つと
ナポレオンは思ったのかも知れない。