ナポレオン戦争でのプロシア軍胸甲騎兵は、下記のように胸当てをしていない時期がある。
1)1813年以前 :胸当てなし(下図左端)
2)1814年以降 ;胸当てあり(下図右端)
7年戦争時代には胸当てを着用していたとの事なので、フランス革命戦争が
始まった頃から着用していなかった理由は不明である。
同様に1814年になってから着用した理由も良く分からない・・・。
なお、プロシアと同盟していたザクセン軍の胸甲騎兵も1806年のイエナの戦いには、
下図のように胸当てが無い。
しかし、ナポレオンと同盟してからのザクセン軍は、1811年には下図のように胸当てをしている。
フランスからの影響(財政支援も含む)により軍が再編された際に変わった。
<個人的な感想>
胸甲騎兵は必ず胸当てをしているものと思い込んでいたが、名称は胸甲騎兵でも
胸当てをしない国があったのは意外である。(カラビニエ騎兵も同様に、胸当てを
しない国があった。)