3.紙地図とVASSALのHEX合わせ編
画像に不備が残っているが、補修の前に紙地図とVASSALのHEX合わせを行う。
0)この時点で行う理由
理由は、分割してスキャンした各画像を貼り合わせた際に、どの程度のズレが
残っているかを確かめる為である。ズレを修正するには、各フルマップの画像の
貼り合わせ段階に戻って修正する必要がある。この位置合わせが重要であり、
位置合わせが完了した後で補修した方が手戻り作業が少ない。仮に再スキャンが
必要になっても、位置合わせが完了している今の画像位置に新しい画像を合わせれば
良いので無駄にはならない。
1)紙地図画像の取り込み
フルマップ4枚相当の画像を取り込み、HEXの編集画面を起動すると以下のエラーが
出るので、対策が必要である。
(対策)
下図のようにFile – Preferenceをクリックして設定画面を表示する。
Preferenceの設定画面で、以下の青枠のように初期値1024MB、最大2048MBを指定する。
(デフォルトは初期値256MB、最大512MBとなっている。)
設定後はOKをクリックして画面を閉じ、VASSALを一度終了させる。
(終了させないと、HEX編集画面で上手く表示できない状態になる為)
再度VASSALを立ち上げてHEXの編集画面を起動すれば、正常に表示される。
<個人的な感想>
フルマップ4枚相当の画像容量は、JPEG形式で100MB、PNG形式で183MBである。
VASSAL内部では圧縮画像を展開していると思われるので、上記の画像はTIFF形式
(非圧縮)容量の385MBに近くなると思われる。将来はユニットなどの追加・編集も
行うので、大きめに初期値1024MB、最大2048MBを指定するのが間違いない。
なお、VASSAL(*)が上記画像を展開中のメモリ容量は、以下のように1130MBを使っている。
(*) Java(TM) Platform SE binaryがプロセスとして動作している。