前回のつづき
4)画像の回転
回転する角度と方向は試行錯誤になる。
前回のオリジナルではX4,Y4の位置ずれが大きく、特にX方向のずれを
小さくするためには時計回りに(プラス方向)回転するのが良いと思われる。
+0.02度回転した画像でオリジナルの4点と同じ個所のX,Y座標を
読み取り、補正後1に入力して、その効果を調べる。
上記の補正後1の偏差から、回転の効果は次の通りと推測される。
<個人的な感想>
X4,Y4の位置ずれが改善されている。しかし、その代わりにX3,Y3の位置が4画素にずれが拡大
しているので、これ以上の回転は逆効果になる可能性が高い。その為、これで補正終了とする。
(最大のずれが5画素未満でもある。)
補正が必要ないレベル(ずれが全て5画素未満)の場合もあるが、補正が必要な場合は
回転を数回して最も良さそうな角度を捜す事になるので、時間がかかる。この作業が
画像補正作業で一番長く、判断も悩ましい所である。中には5画素のずれでも諦める
しかない場合もあるし、再スキャンしてやり直す場合もある・・・。