バタイユゲームでは、胸当てを着用している胸甲騎兵、カラビニエについて
どのような補正をしているかを整理してみた。
1)ME版ルール(COA版も同じ)
A)白兵戦
ルール上の補正はない。しかし、白兵戦値は、竜騎兵に比べて平均で
23.5%大きくなっている。この偏差はサイコロ2ヶで決める36通りの
確率から見ると、賽の目補正として4.5に相当する。
B)射撃戦
ルール上の補正も、射撃防御力の補正もない。
2)自家製ルール(案)
胸甲騎兵、カラビニエの胸当ては、下図のように鋼鉄の厚さが1.27mm、
胸当ての重さ4.4kgのもので、銃弾や剣などの攻撃から身を守れるとの事。
そこで、自家製ルールとして補正を行う事にする。
A)白兵戦
既にユニットの白兵戦値として反映されていると考えるが、防御の場合にもう少し補正しても
良いと思うので、賽の目から2を引く補正を行う。白兵戦値の補正4.5と合わせると賽の目で6に相当する。
これは、1ランクの違いの反映としてよく使う賽の目6(砲兵などでも使ったもの)を考慮したもの。
B)射撃戦
歩兵射撃(マスケット銃、ライフル銃)の場合に、賽の目から6を引く補正を行う。
なお、砲兵射撃の場合は補正は必要ないと考える(砲弾の大きさ、初速などから
身を守れないので。下図に砲撃を受けた胸当ての例を示す)。
C)バタイユゲーム支援ツール
上記A)B)を反映したファイル(Bataille_V1R12.Xlsm)をバタイユゲーム情報班の
ダウンロードページに登録する。
<個人的な感想>
ナポレオン戦争時代の最強騎兵は胸甲騎兵・カラビニエであるので、雰囲気重視で
補正を考えてみた。プレイテストして評価する予定。