ブリュメール18日のクーデターの後、しばらく無職でいたが。1800年1月23日に
国務院議員となった。クーデター後の議会は、次の3議会に編成変えとなった。
1)国務院 定員300人
法案の起草を行う。また、行政訴訟の最高裁判所の役目も兼ねる。
2)護民院 定員100人
法案の審議を専門に行う。
3)立法院 定員300人
法案の採決を行う。
クーデター前の議会は五百人会(定員500人)と元老院(定員250人)の2院制であった。
五百人会が法案の起草・審議・採決をする。元老院は法案の起草は出来ないが、五百人会から
出された法案を審議・否決できる。
クーデター後の議会は、法案の効率的な審議・採決を図ったものと思われる。
<個人的な感想>
政権は実質的にナポレオンが握りつつあるので、クーデターに協力しなかったベルナドットが
軍の職を得られなかったのは当たり前かもしれない。それで、気が進まなくても議員になったか・・・。