今回は捕虜の夜間移動について検討する。
1)移動力
A)夜間は昼間の半分とし、切り捨てて1とする(3÷2=1.5→1)。
B)夜間では河を渡るのに2ターン必要とする。
→捕虜は対岸に渡り終えるまでに、現在位置から湿地の移動を加算して14ターン必要とする。
C)1回に1ヶ中隊しか河を渡れないので、他の捕虜は待つ。
2)渡河後の移動方向
夜で方向が分からない為に、賽の目で方向を決める。基本的に12時の方向から時計回りに
方向を決めて(最大6方向)、賽の目の方向に1HEX移動する。
例1)渡河直後は2方向なので、奇数か偶数で決める。★印が開始位置とする。
例2)1HEX移動後は、3方向の選択とする。この時点では、渡河地点は分かるものとして除外し、
平地かそれ以外か分かるものとして平地を選択する。
例3)2HEX移動後は、平地の全方向の選択とする。この時点では、渡河地点が分からない
ものとし、平地以外の方向は現在位置を選択したものと見なす。
例4)全方位が可能な場合。
3)補足
A)万一、移動した結果で渡河地点に戻ったら、例1)から再開する。
B)同じHEXに複数の捕虜が居ても上限は設けない(今回は最大で9戦力なので、特殊ルールの
平地におけるスタック制限を破る事はないので)。
C)同じHEXに複数の捕虜が居ても、中隊単位で移動方向を決める。
<個人的な感想>
COA社のタラベラの戦いにおける夜間移動を参考にした。タラベラでは、ユニットの前面(3HEX)と
現在位置の4位置としているが、今回はランダムに6方向とした。厳密には、ハレの町の灯りが見えるので、
大筋の方角は決められる筈であるが、正確な方角が分かると簡単に脱出できそうなので、あえてランダムにした。