バタイユゲームの捕虜脱走(2)

 今回はゲームの特殊ルールを決める。基本ルールはME版プレミアムルールとする。

1)開始と終了時刻

  A)想定するシナリオは、以下とする。

    ・捕虜は、視界が悪い夜間に脱出ルートから脱走する。

    ・追跡部隊は、視界が回復する朝の薄明に脱走に気付いて追跡を開始する。

  B)1806年10月17日から18日の日没・日の出・薄明は、下記のWEBサイトで調べた。

    ・timeanddate

    ・17日の薄明終了(夜の開始) = 17時43分

    ・18日の薄明開始(朝) = 5時59分、 薄明終了(夜) = 17時41分

  C)ゲームの時間

    上記B)を参考にゲームの時間単位20分で纏める。なお、フランス軍が先にプレイする。

    開始(17日夜) = 18時00分、 終了(18日夜) = 17時40分

    脱走開始時刻(17日夜+α) = 19時00分(α=準備に1時間を想定)

    追跡開始時刻(18日朝の薄明) = 6時00分

 

2)初期配置

  捕虜はハレの町下方にある中州右側に配置する。脱走ルートは、下図の赤い矢印の箇所。

 フランス軍は次のように配置する。

 ・哨戒部隊 = ハレの町出口に各1ヶ小隊、ハレの町の橋に1ヶ中隊

 ・監視部隊 = 中洲の道路中央に散開隊形の1ヶ中隊

 ・予備部隊 = 中洲左側に1ヶ大隊(連隊長同行)

 

3)各地形の移動力消費

 A)ハレの地形効果表を基本とする。但し、夜間の捕虜移動については、次回に詳述する。

 追跡中隊・小隊は、大隊として纏まった行動よりも自由に動けるので地形効果表の半分の

 消費で移動できものとする。

   例)町の移動=2→1、 橋・上り勾配=+2→+1

 B)捕虜は元々戦列歩兵なので湿地の移動はできないが、武器などを取り上げられて身軽に

 なったので、軽歩兵のように湿地への進入・移動を可能とした。

 C)大隊→中隊→小隊のユニット分割に移動力は消費しないものとする。

 

4)その他

  プロシア軍策源方向=地図右側端。ここから地図外に出れば脱出成功と扱う。

  増援=両軍ともなし。

  勝利条件=なし。

 

<個人的な感想>

 脱出条件は甘いように感じるが、右側の地図領域を広げると、その分だけフランス軍に

有利になる(捕虜の移動力3に対して、追跡部隊は8なので、地図が広い分だけ追いつかれる)。

 

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