バタイユゲームの捕虜脱走(1)

 捕虜の扱いの検討に続いて、脱走の模擬を試してみる事にした。

まず、シナリオを作成する前提条件を整理する。

1)日時

  ハレの戦いが終わった1806年10月17日夜から翌日の18日とする。

2)場所

  ハレ付近

3)参加部隊

  プロシア軍:第3次ハレの戦いで捕虜になったフィーレグ擲弾兵大隊(300人)、

        第53連隊第2大隊(600人)

  フランス軍:第3次ハレの戦いで上記を捕虜を護送した第32連隊第1大隊(500人)、

        第2大隊(300人)

  ゲームのユニットは、以下とした。追跡歩兵は捕虜の半分の戦力で捕獲できるとしたので、

  1ヶ中隊の半分まで詳細化した。当時のフランス軍は1ヶ中隊が2ヶ小隊編成なので、小隊とする。

   ・脱走する捕虜の部隊単位=1ヶ中隊(100人)

   ・追跡する歩兵の部隊単位=1ヶ中隊(100人)か1ヶ小隊(50人)

  ゲームの戦闘序列(OOB)は、次のようにする。基本的に中隊か小隊ユニットを使う。

  なお、捕虜と追跡中隊・小隊ともマーカーを使う事にして、所属は属性情報に入力する事にした。

  (VASSALでctrl+Cを押すと、Troop Noを入力できるようにした。)

 

4)ゲームの目的

  プロシア軍は捕虜の脱走を行い、フランス軍は捕虜を捕獲する。なお、今回のプレイは、脱走ルールに

問題がないかどうかを評価・改善する事が目的である。

 

5)補足

  第3次ハレの戦いでは、捕虜は大隊単位で行動する事にした。しかし、脱走時に大隊単位では

 捕まり易いと考えたので、中隊単位に変更した。分割数だけ逃走方向をバラバラにできるので、

 追跡する側は難しい筈である。

 

<個人的な感想>

 実際のバタイユゲームで捕虜脱走のルールを使う事はないと思うが、捕虜の移送は使うかもしれない。

そこで、付随する脱走ルールも整備しておきたいのでテストする事にした。

なお、いつものように模擬精度よりも雰囲気重視である。

 

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