第3次ハレの戦い(8/E)

<15:00開始時点の状況>

 

<16:00終了時点の状況>(4ターン経過後)

 プロシア軍は1ヶ大隊が潰走し、2ヶ大隊は完全な捕虜の状態にある。フランス軍は潰走した大隊はない。

士気レベルは両軍とも0のままである。

 

<1番目の橋付近の拡大図>

 プロシア軍捕虜はフランス軍後方に移送完了し、奪還作戦は最終的に失敗に終わった。

ここまでの両軍の損害は、フランス軍23戦力、プロシア軍31戦力である。

 

<勝利判定>

 勝利条件を適用すると引き分けである。

 

<人員の戦力と損失> 

損失=歩兵1戦力100人、騎兵1戦力50人で計算したゲームで失った人員を2で割ったもの。

但し、捕虜は降伏時の戦力が全て損失になるので、2で割る事はしない。

2で割る意味は、離散した兵が後で本隊に合流するなどの回復を考慮している。その意味では、

捕虜になった戦力は回復しないので除外した。

 初期戦力第3次の損失第2次の損失
フランス軍1940011501400
プロシア軍1495020002250

 

<ランチェスターの法則>

 午前と午後では、お互いに攻守が入れ替わった。その為か、合計では第2法則が近い結果となった。

午前と午後を別に評価すると、第1法則の方が近いが、当てはまると言えるほどではない。

内容フランス軍プロシア軍

武器性能比

(プロシア軍/フランス軍)

初期戦力残存戦力初期戦力残存戦力第1法則第2法則
第3次194001825014950129500.5750.776
第3次AM 6300 5550 5400 49001.5001.726
第3次PM 5550 5150 6700 52000.2670.240
第2次194001800014950127000.6220.842

(注)第3次AMは、捕虜が出る前の午前中の戦いのみを計算した場合。フランス軍はデュポン師団、

プロシア軍は第2師団が戦っていた。第3次PMは、捕虜が出た後の午後の戦いのみを計算した場合。

フランス軍はデュポン師団、プロシア軍は第2師団と前衛旅団が戦っていた。

 

<評価>

1)ランチェスターの法則

  戦術的な戦い方は反映されないように思う。大雑把に”戦闘力は戦力の2乗に比例する”ことは

 正しいと思われるが、バタイユゲームなどの戦術級ゲームには応用できない。

2)砲兵の有無

  砲兵が支援した第2次の戦いに比べて、フランス軍は相当苦戦した。特に隘路を通った攻撃は

 隊形が縦隊になる為に、防御側が横隊だと射撃戦で不利になる。それを支援できる砲兵は大いに

 役に立つ。 

3)捕虜ルール

  雰囲気重視の面では、大いに有効と判断する。特に、今回はプロシア軍の行動指針を変えて

 攻撃に転じさせる要因となり、緊迫した戦いが模擬できた。このルールがなければ、プロシア軍は

 守備的な戦いを継続して、面白みのない戦いになったと思われる。

 

<個人的な感想>

 捕虜ルールで確認できた事、できなかった事を纏めると以下となる。確認できた事に

関するルールは問題ないと感じた。確認できなかった事については、時間があれば

テストプレイして確認しようと思う。

 A)確認できた事

   ・味方捕虜を奪還する行動が出来る(今回は奪還できなかったが)。

   ・捕虜を得た軍の戦力が低減する(監視部隊を付けるので)。

   ・部隊レベルの低下防止に捕虜奪還は意味がある。

 B)確認できなかった事

   ・捕虜の脱走・奪還・味方への合流。

   ・脱走した捕虜の追跡・捕獲。

 

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