ランチェスターの法則はゲームでも有効か(4/E)

今回はハレの戦いである。整理したものは以下の通り。

内容フランス軍プロシア軍

武器性能比

(プロシア軍/フランス軍)

 

初期戦力残存戦力初期戦力残存戦力第1法則第2法則
史実205941979416000110000.160.239
第1次194001840014950134000.6450.86

 第2法則が当てはまるように見える。ハレの町郊外での戦闘なので、広域な戦場であり、

戦力の2乗が効いていたと判断する。ただ、ハレ町を抜けるのに時間が掛かったので、

その分の戦力集中低下が武器性能比を小さくしていると思う。

 

<全体的な結論>

 ランチェスターの法則はバタイユゲームに当てはまる。(第1、第2法則とも戦況に応じて適用できる)

 

<個人的な感想>

 史実にランチェスターの法則が全く当てはまらない理由は分からない・・・。指揮能力の差、兵士の疲労度、

兵士の質、戦場の地形などが戦力・武器性能と同程度の影響があるのかもしれない。

当初は、バタイユゲームも史実と同程度の的中率になると思っていたので、上記の全体的な結論は意外である。

なお、ラシン・シェンカーバン・ハレの戦いでは、一部の例外(第3次ラシンの戦い)を除いて、武器性能比は

1に近くなるのが妥当と判断した(両軍に目立つような差はないので(*1))。

 

(*1)1806年のプロシア軍はフランス軍に比べて、指揮官・兵士とも劣っていたので、上記ハレの戦いの

武器性能比が1よりも低くなるのは、当たり前かもしれない。

 

<リンク>

ブログのトップページは、こちら

バタイユゲーム情報班のホームページは、こちら