クーデターの当日朝、ジョゼフ・ボナパルトはベルナドットを訪問し、
ナポレオンが会いたがっていると伝えて一緒にナポレオンの家に行った。
そこでベルナドットは、将軍達が集まっているのを見た。
またパリ防衛司令官のルフェーブル少将が自分の傍を離れずに人質同然になった。
ナポレオンは一度帰宅して制服に着替え、仲間に加わるように言った。
ベルナドットは拒否したが、ナポレオンは次のように言って再考を求めた。
”モローや他の将軍達を期待しているようだが、それは間違いだ。
モローでさえも此処に来るのだから。”
それでも拒否すると、”よかろう、事が済まで此処に居るように”と答えて、
ナポレオンは去った。その後で、ベルナドットは実際にモローが来ているのを見た。
なお、ジュールダンとオージェローはナポレオンの仲間にはならなかった。
クーデターは成功し、ナポレオンは皇帝への道を歩み始めた。
<個人的な感想>
ナポレオンの方が一枚上手だったと思う、モローまでも取り込んでしまい、
ベルナドットは全く気付かなかったのだから・・・。
オージェローが共和派としてナポレオンに反対したのは意外である。イタリア方面軍の
時代から子分のようになっていたのに・・・。
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