ナポレオンの帰還とベルナドット

 ナポレオンの帰還を聞いたベルナドットは、以下のように総裁政府に進言した。

1)指揮している軍を見捨てた事と軍紀違反で軍法会議にかけるべきである。

2)必要なら逮捕の指揮を執る用意がある。

パリが所属するセーヌ県知事もナポレオンの逮捕とベルナドットの指揮を総裁政府に進言した。

しかし、総裁のバラスが静観せよと拒否した。

 

 ボナパルト家の集まりでベルナドットとナポレオンは会う事になった。

この時、ベルナドットはナポレオンに次のように言ったとの事。

”もし貴方がエジプト方面軍の兵士・将校を一緒に連れ帰ってくれたら、

大変役に立ったでしょう。しかし、エジプト方面軍が失われるか、

交渉しなければ帰還できないとしても、私は共和国に絶望はしません。

共和国は国内と国外の敵から守れると信じています。”

国内の敵と聞いた時にナポレオンは反応したようで、ジョゼフィーヌが

巧みに話題を変えてその場を凌いだらしい・・・。

 

<個人的な感想>

 バラスがベルナドット達の進言を却下したのは、予めクーデターの仲間であるので当然と思う。

もし、陸軍大臣の辞任が遅れていたら、ベルナドットは大臣の権限で軍法会議にかけたかも

しれない・・・。

 ナポレオンに言った国内の敵とは、ナポレオンの事を暗に指していたように思う。その為、

ナポレオンは反応したのでは・・・。

 

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