バタイユゲームで軽騎兵偵察(27/E)

1)前回(15:00ポーランド軍フェーズ終了)までの状況

  左翼深く進入した騎兵偵察ユニットは追い返されたが、ウトラタ川南岸の平地には

 騎兵部隊しか居ない事が判明した。ポーランド軍主力は北岸で防衛する意図と思われる。

 また、Nowe Falety村に居る部隊が川を渡って後退している様子も見える。

 

2)オーストリア軍フェーズ(15:00)

 A)移動フェーズ

  a)左翼偵察部隊

    第11ユサール連隊が増援として到着したので、敵の槍騎兵連隊を追い払って北上した。

  それに伴い、第1ユサール連隊も左右に分かれているが北上し、騎兵偵察ユニットで哨戒線を

  作った。

  b)中央

    砲兵を展開し、Nowe Falety村を攻撃中。

  c)全体状況

    ツィバラート旅団は川を渡って北進準備。胸甲騎兵旅団、軍団砲兵隊は渡河中。

   プラッハー旅団、舟橋中隊、軍団重砲兵1ヶ中隊は北進して、Nowe Falety村の

   攻撃支援に回るか東に向かって高台付近で渡河(舟橋を製作して)するかの

   2つの選択肢を取れる配置に就いた。

 B)射撃戦フェーズ

   Nowe Falety村でポーランド軍に戦力1の損失を与えた。味方の損害は無し。

 C)白兵戦フェーズ

   戦列歩兵が白兵戦の士気チェックに失敗した為に、軽歩兵1ヶ大隊の強襲を

  行ったが戦果なし(敵味方とも損害なし)。

 D)回復フェーズ

   混乱・潰走の部隊は居ないので、なし。

 

3)軽騎兵偵察の纏め

  今後は偵察任務が余りなく、歩兵部隊の支援になる。そこで、今回の軽騎兵偵察は

 ここで終了にする。当初決めた勝利条件によれば、ウトラタ川以南の地形調査と敵の

 部隊を全て識別できるので勝利である。特に敵の主力が北岸に居る事を見つけた

 左翼騎兵偵察ユニットの功績は大きい。 

 

<個人的な感想>

 軽騎兵の偵察任務を雰囲気だけでも結構楽しめた。やはり敵の情報を得る事と味方の

情報を与えないようにする事は重要であり、その意味で軽騎兵の戦力を充実させる事は

勝利につながると思う。情報不足の状況下で判断しなくてはならない事はあるが、それでも

数多くの情報を集めた方が有利である。

 ベルナドットがイタリア方面軍に居た時に、ナポレオンからパリに派遣された際に猟騎兵の

増援を陸軍大臣に掛け合った事を記載した(ベルナドットのパリ派遣(5))が、その中で

”彼らは貴方に3000人の騎兵を送る予定です。それは、ライン・モーゼル軍から出すようです。

なお、猟騎兵連隊が1,2ヶ含まれます。4ヶ連隊を確保しようと最善を尽くしましたが、

反対もあり、うまく行きませんでした。”とあるように猟騎兵連隊を特に記載しているのは、

偵察任務が主である部隊である為と思う。ナポレオンは、正面攻撃よりも迂回して

敵の連絡・補給ルートを脅かすように機動するのを好んでいるので、偵察・遮蔽ができる

猟騎兵をなるべく多く欲しいと思うのは納得できる。

 

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