1)前回(15:00ポーランド軍フェーズ終了)までの状況
左翼深く進入した騎兵偵察ユニットは追い返されたが、ウトラタ川南岸の平地には
騎兵部隊しか居ない事が判明した。ポーランド軍主力は北岸で防衛する意図と思われる。
また、Nowe Falety村に居る部隊が川を渡って後退している様子も見える。
2)オーストリア軍フェーズ(15:00)
A)移動フェーズ
a)左翼偵察部隊
第11ユサール連隊が増援として到着したので、敵の槍騎兵連隊を追い払って北上した。
それに伴い、第1ユサール連隊も左右に分かれているが北上し、騎兵偵察ユニットで哨戒線を
作った。
b)中央
砲兵を展開し、Nowe Falety村を攻撃中。
c)全体状況
ツィバラート旅団は川を渡って北進準備。胸甲騎兵旅団、軍団砲兵隊は渡河中。
プラッハー旅団、舟橋中隊、軍団重砲兵1ヶ中隊は北進して、Nowe Falety村の
攻撃支援に回るか東に向かって高台付近で渡河(舟橋を製作して)するかの
2つの選択肢を取れる配置に就いた。
B)射撃戦フェーズ
Nowe Falety村でポーランド軍に戦力1の損失を与えた。味方の損害は無し。
C)白兵戦フェーズ
戦列歩兵が白兵戦の士気チェックに失敗した為に、軽歩兵1ヶ大隊の強襲を
行ったが戦果なし(敵味方とも損害なし)。
D)回復フェーズ
混乱・潰走の部隊は居ないので、なし。
3)軽騎兵偵察の纏め
今後は偵察任務が余りなく、歩兵部隊の支援になる。そこで、今回の軽騎兵偵察は
ここで終了にする。当初決めた勝利条件によれば、ウトラタ川以南の地形調査と敵の
部隊を全て識別できるので勝利である。特に敵の主力が北岸に居る事を見つけた
左翼騎兵偵察ユニットの功績は大きい。
<個人的な感想>
軽騎兵の偵察任務を雰囲気だけでも結構楽しめた。やはり敵の情報を得る事と味方の
情報を与えないようにする事は重要であり、その意味で軽騎兵の戦力を充実させる事は
勝利につながると思う。情報不足の状況下で判断しなくてはならない事はあるが、それでも
数多くの情報を集めた方が有利である。
ベルナドットがイタリア方面軍に居た時に、ナポレオンからパリに派遣された際に猟騎兵の
増援を陸軍大臣に掛け合った事を記載した(ベルナドットのパリ派遣(5))が、その中で
反対もあり、うまく行きませんでした。”とあるように猟騎兵連隊を特に記載しているのは、
偵察任務が主である部隊である為と思う。ナポレオンは、正面攻撃よりも迂回して
敵の連絡・補給ルートを脅かすように機動するのを好んでいるので、偵察・遮蔽ができる
猟騎兵をなるべく多く欲しいと思うのは納得できる。
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