砲兵の射撃防御力見直し(1)

 ME版、COA版とも砲兵の射撃防御力は、下表のように歩兵に比べて余り変わりがない。

しかし、砲兵に対する射撃の場合は1/2(切り捨て)にするルールがある為に、射撃力が

24を越えないと損害を与えられない。その為、通常の砲兵(短距離で射撃力が15)が

対砲兵射撃しても意味がない。史実でも対砲兵射撃は効率が悪いので、目標は主に歩兵と

していたとの事。

<現行ルール>

兵科歩兵砲兵
隊形縦隊横隊牽引展開
射撃防御力

 

 今回は、次の理由で通常の砲兵でも対砲兵射撃できるように見直す事にした。

 ・史実でも、効果が良くなくても必要に応じて対砲兵射撃は行った。

 ・バタイユゲームのラシンの戦いでは射撃力24を越える砲兵はなく、対砲兵射撃ができない。

<見直しの基本的な考え方>

1)射撃防御力を見直すこと(増加させる方向)で命中率をさげる。その代わりに、

 砲兵に対する1/2(切り捨て)ルールを廃止する。

2)COA版のような全滅した砲兵の復活ルール、弾薬車の命中による砲兵全滅は採用しない。

 ⇒ME版では全滅する場合が少なくなった事と史実では弾薬車が後方の安全な場所に退避していた為。

3)当時の射撃は命中精度が高くないので、個々の目標(1次元の点)を狙うよりも、

 目標領域(2次元の面)を狙うとの事。その考えに沿って、目標となる兵科の基本

 隊形を参考に目標面積の比率で試算してみる。

 

<個人的感想>

 命中率が悪い対砲兵射撃を行う事は、プレイ時間の短縮に矛盾すると思った。

しかし、ラシンの戦いに参加した砲兵でも、対砲兵射撃は行ったと思うので、

命中判定作業が無駄に思えるような確率でなければ見直しの意味はあると思う。

 

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