VASSALでプレイする際に、基準位置から指定角度の方向が分かると
ロケット砲の着弾位置判定が楽になる。しかし、VASSALのツールには見当たらない。
そこで、自作の角度目盛りマーカーを作ってみた。
<角度目盛りマーカーのイメージ>
目標方向が青線、10度毎にピンク線、30度毎は赤線の18本の線から構成する。
CTRL+]で5度単位に右回転、CTRL+[で5度単位に左回転できるので、青線を目標に合わせ使う。
実際に使ってみると左に60度ずれた4HEX距離の位置が良く分かる。しかし、欠点もある・・・。
<角度目盛りマーカーの欠点1>
マーカーの編集時に画面が思わぬ表示になる。このマーカーのプロパティを
クリックすると下記の画面になる。最初はプログラムの異常かと思った。
しかし、実際はイメージ画像を表示しようとして全画面を使おうとしているだけである。
初期表示できないのは、元のマーカーの画像が2520×2520画素と大きな為。
なお、他のマーカーやユニットのプロパティは普通に表示できる。
画面の上部にマウスを持って行くとサイズ変更の矢印がでるので、下に引いて小さくすると
下記のようにプロパティー画面になる。そこから普通に編集すれば良い。
<個人的感想>
VASSALはマーカーの画像サイズがHEXサイズを超える事は想定していないと思う。
その為、色々と動作が普通でない所が出てくるのはやむを得ない。上記のモジュール
ではHEXサイズが約140×140画素であり、半径9HEXまでの範囲をマーカーの
範囲としているのでHEXサイズの18倍のマーカーを処理している事になる。
それでもエラーにならずに、それなりに動作しているのは素晴らしい。
角度目盛りマーカーの最大の欠点は使用時に現れる。次回に記載するが、
かなり使い難い制約がでるので、通常のモジュールには搭載できない。
<リンク>