援軍要請に対する判定(2/E)

前回の続き。

2.計算ツール

 1)主なパラメータ

  A)予備戦力数(N)

    軍または軍団直轄の部隊の数を入れる。兵科により部隊規模が違う。

    砲兵は中隊数、騎兵は連隊数、歩兵は大隊数を基本とする。

  B)戦区数(S)

    軍または軍団司令官の指揮範囲外で独立して作戦行動する部隊の数+1

   (本隊分が1)とする。

  C)最優先戦区の加重(M)

    軍または軍団司令官に残す予備戦力が他の独立した1戦区に比べて何倍に

   するかを決めるもの。

   例)右翼又は左翼に比べて中央に3倍の戦力を温存したい場合は、3とする。

 2)ツールが計算するもの

  A)派遣戦力(R)に対して、派遣を決める確率(P)を計算する。

    P=(独立戦区に回せる戦力)÷(独立戦区の数)×(戦力に応じた確率)

    独立戦区に回せる戦力=N-M

    独立戦区の数=S-1

    戦力に応じた確率=(1/2)のR乗

     1戦力50%の確率(1/2)で可否を決めるので、2戦力なら(1/2)の2乗、

     3戦力なら(1/2)の3乗、・・・と仮定する。

  B)乱数によりサイコロ2ヶ(11から66まで)を振った結果XYに対して、

    11からXYまでの確率(Q)を計算する。

    XY=11なら1/36、 XY=12なら2/36、・・・以下同様。

  C)上記のA)B)から計算したPとQから以下のように判定する。

    Q≦Pなら派遣なし、 Q>Pなら派遣あり

  D)派遣戦力R=1、2、・・・について上記C)の判定を行う。

 3)派遣戦力は計算できないが、戦力=1,2、・・・について派遣の

  可否を判定できるので、可となっている戦力の中からプレーヤーが選択する。

  例)戦力=1から2までが可で、3以上が不可の場合に、派遣する戦力を

    1とするか2とするかはプレーヤーが決める(あくまで1次判定)。

 4)Excelを使った計算ツールの例。

   reinforce

  (注)Excelを開いた際に、保護ビューのままだとF9キーを押しても

   乱数計算ができない。編集を有効にする必要がある。

 

<個人的感想>

 ツールの使い勝手、援軍要請判定ルールそのものは、ラシンの戦いを

プレイして評価する予定。

 

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