前回の続き。
<21:00開始時点の状況>(前回の状況)
<21:40終了時点の状況>(3ターン経過後)
左翼は目標の村を確保したが、中央のラシンと右翼の村を攻略できなかった。
なお、軍のモラルはポーランド軍がレベル2、オーストリア軍はレベル0のまま。
<オーストリア軍左翼の状況拡大>
目標の村を占領できた。前衛旅団の主力は、中央の本隊に合流。
<オーストリア軍中央の状況拡大>
1)南岸橋頭保の攻防
ポーランド軍の歩兵1ヶ大隊、砲兵1ヶ中隊が最後まで頑強に抵抗したが、森に近い地点は
オーストリア軍歩兵に占拠された。その為、森に立て籠もるポーランド軍が包囲される事態になった。
2)森の攻防
ポーランド軍をほぼ壊滅させた。生き残りの1ヶ大隊(戦力1に激減)は潰走中で橋を渡っている。
ポニャトフスキー少将は、最後の戦いの前に北岸に退避して無事。
<オーストリア軍右翼の状況拡大>
前回と同じ状況。軍団砲兵は結局到着せずに、白兵戦も見送られた。
この地区の指揮官は職務怠慢で軍法会議ものである・・・。
<勝利判定>
ME版の勝利条件を適用して、引き分けである。重要地点のラシンを攻略できなかったが、
ポーランド軍のモラルを2まで下げたのが大きい。
<損害>
1)人員の損失
ゲーム損失=歩兵1戦力100人、騎兵1戦力50人で計算したゲームで失った人員。
補正損失=上記の値を2で割ったもの。上記の値には、死傷者の他に一時離脱した
人員も含まれているので、その分を補正した。COA版タラベラの戦いで、2日間に
渡るシナリオの場合、1日目の損失の1/2は回復するルールがあるので、参考にした。
前回損失=砲兵隊形変更の見直し前のプレイテストの結果。
史実損失=参考資料から引用した実際の戦いの推定死傷者数
ゲーム損失 | 補正損失 | 前回損失 | 史実損失 | |
ポーランド軍 | 5850人 | 2925人 | 2300人 | 1000から1500人 |
オーストリア軍 | 6050人 | 3025人 | 2600人 | 2000から2500人 |
ゲームは史実に沿った部隊配置をしたが、戦闘経過が違うので、単に比較するのは意味がない。
特に、今回はポーランド軍が南岸の森で包囲された事による全滅の影響が大きい。
しかし、砲兵隊形変更の見直しの評価に参考にできると考えた。
2)大砲の損失
ポーランド軍が前回よりも大きい理由は、川の南岸での戦いで歩兵が敗退した際に砲兵が
一緒に逃げられなかった為。取り残され、単独で戦って全滅した中隊も2ヶある。
開戦前の砲数 | 今回の損失 | 前回の損失 | |
ポーランド軍 | 44 | 18 | 4 |
オーストリア軍 | 68 | 3 | 0 |
<砲兵隊形変更の見直し評価>
損失の数値を見ると、ポーランド軍の人員損失の大きな要因にオーストリア軍砲兵の
活躍がある。牽引隊形に移行できる確率が上がっているで効果的な射撃が出来ている。
ME版確率 | 見直し確率 | |
重砲兵 | 16.7% | 33.3% |
徒歩砲兵 | 33.3% | 61.1% |
騎馬砲兵 | 50.0% | 69.4% |
牽引隊形の見直しだけではなく、大砲諸元の見直しも大きく影響しているように思える。
ME版は理由もなく低い評価をしている訳ではないと思われる。見直し確率は、高すぎると
判断し、再見直しする必要がある。
<個人的感想>
プレイ中は南岸での戦いはポーランド軍に有利かもしれないと感じていたが、森に立て籠もる
のは良くなかった。橋頭保が平地で戦力も少ないので、オーストリア軍に割り込まれて森の
ポーランド軍が包囲されたのが、最大の失敗であった。
オーストリア軍右翼のように、進入口に集中砲火を浴びせられる配置で北岸に構えた方が、
砲兵の消耗は小さくできると思う。砲兵は強力だが、退却が難しく損失する可能性が大きい。
<リンク>