前回の続き。
<21:00開始時点の状況>(前回の状況)
<21:40終了時点の状況>(3ターン経過後)
左翼、右翼とも目標の村を確保したが、中央はラシンを攻略できなかった。
<オーストリア軍左翼の状況拡大>
前回とあまり変わりがない。ポーランド軍は諦めて反撃してこなかった。
<オーストリア軍中央の状況拡大>
渡河と移動に時間がかかって最終ターンで攻撃を敢行できたが、撃退されて終了。
ポーランド軍は軍のモラル値低下を恐れて、弱体化した大隊は後方へ下げた。
<オーストリア軍右翼の状況拡大>
前回とあまり変わりがない。ポーランド軍は諦めて反撃してこなかった。
<勝利判定>
ME版の勝利条件を適用して、ポーランド軍のギリギリの勝利である。
重要地点のラシンを攻略できなかったので、やむなしの結果である。
<損害>
ゲーム損失=歩兵1戦力100人で計算したゲームで失った人員
補正損失=上記の値を2で割ったもの。上記の値には、死傷者の他に一時離脱した
人員も含まれているので、その分を補正した。COA版タラベラの戦いで、2日間に
渡るシナリオの場合、1日目の損失の1/2は回復するルールがあるので、参考にした。
史実損失=参考資料から引用した実際の戦いの推定死傷者数
ゲーム損失 | 補正損失 | 史実損失 | |
ポーランド軍 | 4600人 | 2300人 | 1000から1500人 |
オーストリア軍 | 5200人 | 2600人 | 2000から2500人 |
ゲームと史実では戦闘経過が違うので、単に比較するのは意味がないと思うが、
砲兵諸元を変えた事の評価に参考にできると考えた。
<砲兵諸元の変更評価>
史実ではポーランド軍は森など遮蔽物に隠れて守った為に死傷者が少なく、
オーストリア軍は平地で射撃を受けたので死傷者が多いとの見方がある。
ゲームではポーランド軍も平地での戦闘であった事を考えると、射撃防御力
(平地6、森10)を補正して2300X0.6=1380人となり、史実と余り変わりがない。
かなり大雑把であるが、全体として史実に比べて大きな偏差はないと判断し、
砲兵諸元の変更は誤りではない(射撃力が大き過ぎない)と評価する。
なお、夜の歩兵射撃補正(X0.66)は、ゲームで損害が出ていない(2ヶ大隊同士の
射撃戦1回のみであった)ので、評価できない。
<個人的感想>
今回のソロプレイテストは、砲兵諸元の変更の評価が一番の目的であったので、
評価できた事は良かった。ゲーム中では、砲兵の威力を強く感じた。
オーストリア砲兵の援護射撃ができた左翼と、全くできなかった右翼では歩兵の
損害に下記のような差が出た(ゲーム損失)。
ポーランド軍 | オーストリア軍 | |
左翼 | 1400人 | 1100人 |
右翼 | 1000人 | 1800人 |
明らかに砲兵の支援がない右翼部隊は損害が大きく、相手に与えた損害も小さい。
公安委員会が強権を持っていた革命フランス軍や、ロシア赤軍なら、旅団長は
職務怠慢で処刑されても仕方がないような・・・。
<リンク>