バタイユゲームのオーストリア歩兵戦力が、年代によりどの程度違うのか、気になったので調べて見た。
国別と同様に1戦力(100人)当たりの戦力平均値で比較してみた。なお、射撃力は歩兵の戦闘単位
である1ヶ大隊当たりの射撃力とした。
1809年はアスペルン・エスリングの戦い、1813年はライプチッヒの戦いを参考にした。
1)戦列歩兵
1809年 | 1813年 | |
射撃力 | 4.9 | 5 |
白兵戦力 | 2.3 | 2 |
士気 | 31 | 25 |
2)軽歩兵
1809年 | 1813年 | |
射撃力 | 7.7 | 4.5 |
白兵戦力 | 2.3 | 1.7 |
士気 | 25 | 25 |
3)擲弾兵
1809年 | 1813年 | |
射撃力 | 6.9 | 6.6 |
白兵戦力 | 3 | 3.2 |
士気 | 21 | 16 |
【補足】
オーストリア軍に近衛部隊はない。また、1809年のアスペルン・エスリングに参加した
義勇兵(Freiwillinger、Karl Legion)は1813年のライプチッヒの戦いに参加していないので、
比較できない。
<個人的感想>
精鋭の擲弾兵を除けば、オーストリア軍は1813年の方が戦力が低下している。
1809年戦役の痛手が回復していないか、単にフランス軍に対して増々戦力が劣ったと
見ているのかもしれない。
<リンク>