バタイユゲームのフランス歩兵戦力が、年代によりどの程度違うのか、気になったので調べて見た。
国別と同様に1戦力(100人)当たりの戦力平均値で比較してみた。なお、射撃力は歩兵の戦闘単位
である1ヶ大隊当たりの射撃力とした。
1807年はフリートランドの戦い、1809年はアスペルン・エスリングの戦い、1813年は
ライプチッヒの戦いを参考にした(どれもマーシャルエンタープライズ)。
1)戦列歩兵
1807年 | 1809年 | 1813年 | |
射撃力 | 6.2 | 6.2 | 5.7 |
白兵戦力 | 2.4 | 2.5 | 2.4 |
士気 | 25 | 25 | 25 |
2)軽歩兵
1807年 | 1809年 | 1813年 | |
射撃力 | 7.6 | 7 | 6.2 |
白兵戦力 | 2.4 | 2.3 | 2.2 |
士気 | 24 | 23 | 24 |
<個人的感想>
1813年の歩兵が射撃力低下している点を除けば、余り変わらないのは意外である。
1812年のロシア遠征でフランス軍は壊滅し、1813年は徴兵で再建した急造の軍隊
なので、もっと白兵戦・士気が低い筈である。
しかし、ナポレオンが指揮した1813年の主要戦役では、史実でもライプチッヒの戦いを除いて
フランス軍の勝利であった事を考慮すれば、敵軍との相対的な戦力として1812年以前と
変わらない値でも間違いではない。そのフランス軍の戦力に合わせて連合軍の戦力が
計算されていれば問題は無い。
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