レオーベンの和約は、一時的な停戦であった。その後、6ヶ月間も会談が行われた。
その間、ヴェネツィア共和国はフランスが占領し、フリウリ地方(下図の赤い部分)は
ベルナドットが統治し、3ヶ師団の指揮を任されてウディネに司令部を置いた。
ベルナドットは、自分自身の師団兵士の訓練に熱心で機動演習をウディネの近郊で毎週2回行っていた。
ある日、フリアン准将がミスして上手く部隊を動かせなかった時には、ベルナドットは彼を逮捕し、
ウディネに送り返した。代わって第30半旅団のダルノー(Darnaud )大佐に旅団を指揮させて演習を続けた。
ダルノー大佐は、当時39歳で最終職位、叙勲は准将、男爵、レジオンドヌール勲章(大将校)。
<個人的感想>
フリアンは演習にウンザリしていたと思われる。その為、余りやる気がなくてミスをしたのでは。
そこで、秩序好きのベルナドットは、准将でも容赦しない事を明らかにする為に、パフォーマンス
として逮捕を命じたように思われる。それにしても、少しやり過ぎと思うが・・・。
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