税務官のRomain Hamelinによれば、1797年3月に押収した100から
120億円分の水銀のうち、以下のものをナポレオンと側近、将軍達に
ボーナスとして分配したとの事。なお、著名な軍人以外は記憶にないらしい。
更に、軍の予備資金として28億円分を取り、それ以外はフランス政府に送った。
ナポレオン:48億円分、 ナポレオンの副官:1人2900万円分
ベルティエ:2億4千万円分、 ベルナドット、ミュラ:1億2千万円分
<個人的感想>
ナポレオンは方面軍司令官とはいえ、この地方の独裁者になっている。
いくら政府が軍に略奪・徴収を許しているからといって、ここまで
自由に行動して自分たちの取り分を勝手に決めるのは、
性格・野心なのかもしれない。
ベルナドットにとっては、ナポレオンから初めて貰うお金であり、
ナポレオンが周囲の人間をお金で操っている事を身をもって
感じたのかもしれない。
副官まで恩恵に預かれるのは、役得であり、副官の職がおいしく見える。
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