ナポレオン戦争時代のフランス歩兵の制服について、気になったので少し調べて見た。
一般的な歩兵については、戦列歩兵(下図左側)と軽歩兵(下図右側)の2タイプある。
1)戦列歩兵は、ジャケットが紺色(胸の部分は白)でズボンが白。
2)軽歩兵は、ジャケットとズボンが共に紺色。
3)襟の色は、機動歩兵(Voltigeur)が黄色、その他は赤色。
上図左側は、帽子の飾りの色が赤なので、擲弾兵(Grenadier)である。
上図右側は、帽子の飾りの色が赤なので、精鋭軽歩兵(Carabinier)である。
帽子の飾りの色については、フランス歩兵の帽子で既に述べた。
なお、1806年には一時的に旧国王軍のような白いジャケットが復活したらしい(下図)。
全ての連隊ではなく、戦列歩兵の8ヶ連隊(3、14、16、17、18、21、32、33)との事。
<個人的感想>
フランス軍は青(正しくは暗い青、紺)のイメージが強いので、白いジャケットは
違和感がある。また、オーストリア軍と間違え易いので、実用上は疑問が残る。
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