1796年戦役のベルナドット(11)

 ベルナドットが復帰したのは9/11で、師団は軍の右翼としてラーン川沿いのギーセンに

布陣していた。西側にはマルソー師団がおり、9/13には2つの師団でオーストリア軍の

攻撃を撃退した。その後、ジュールダンは自軍の左翼を強化する為に、ベルナドット師団を

東に移動させたが、その隙にオーストリア軍がマルソー師団を攻撃した為、再度、

元に戻して援軍を指示した。

Giessen

 ベルナドットは師団の一部(歩兵4ヶ大隊、騎兵5ヶ大隊)を率いてリンブルクに9/17到着したが、

既にマルソー師団は後退しており、オーストリア軍の一部(歩兵8ヶ大隊、騎兵15ヶ大隊)

から激しく攻撃された。残してきた自分の師団とジュールダンの本隊、左翼が未だ東側に

居り、後退の時間を稼ぐために、再び側衛の戦いをする事になった。

昼までリンブルクで戦い、後退しながら夕方にはリンブルク北東16kmのメレンベルクで

再度交戦し、夜の8時まで戦った。その結果、師団本隊とジュールダン軍は安全に後退

する事ができた。

ジュールダンは回想録で”勇猛な”と誉めている。

 

<個人的感想>

ジュールダンの褒め言葉は、シュヴァインフルトでの作戦会議の反抗を

考えれば、人が良すぎるのではないか思う。

 

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