23日にノイマルクトで再びカール大公のオーストリア軍と交戦した。
この時カール大公は、初めに砲兵による大規模射撃を行った。歩兵
による攻撃には時間を掛けて準備していたので、ベルナドットは、
総攻撃を待つのは得策でないと考えて後退した。
ニュルンベルグ方面には、オーストリア軍騎兵が邪魔していたので、
北に迂回して後退した。騎兵戦力では、ベルナドット師団の1500人に
対して、カール大公は6000人以上を保有していたので、危険であった。
しかし、カール大公は慎重に軍を進めたので秩序だった退却になった。
ベルナドットの参謀長サラザン大佐は、回想録でダイニングの戦いに
手こずったオーストリア軍は、ベルナドット師団の戦力を実際よりも大きく
思っていた為ではないかと書いている。
<個人的感想>
ノイマルクトは東側が森・高地であるが、その他は開けており、戦力比が1:3の
状況で長時間粘れる場所ではないと思う。適当なタイミングで後退したのは、
賢明な判断と思う。
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