歩兵は何発撃てたのかで調べた結果、フランス軍は1人35発を携帯するとの事。
少ないように思えたので、主な交戦国のマスケット銃の口径を調べてみた。
同じ口径なら弾薬も使えるので、捕獲できれば補給は要らなくなる。
国名 | 銃の型式 | 口径(mm) |
フランス | 1777 | 17.5 |
オーストリア | 1798 | 17.5 |
ロシア | フランス式1777 | 17.5 |
ロシア | 1808 | 17.8 |
プロシア | 1740 | 19.1 |
プロシア | 1809 | 19.1 |
イギリス | ブラウン・べス | 19.1 |
ロシアの1808年式は、旧式に比べて口径が0.3mm大きいが、既存の
弾薬の互換性を考えると弾薬は17.5mmと同じものではないか。
<個人的感想>
フランス軍は、オーストリア・ロシア軍の弾薬と互換性があるので、捕獲して
使っていたと思われる。プロシアはオーストリアと同じドイツ語圏なのに、
口径の違うマスケット銃を装備していた事は不思議である。
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