隊形により射撃できる人数が決まるので、フランス軍戦列歩兵大隊と
中隊の隊形を調べてみた。
1)大隊の縦隊の大きさと横隊への変更
2)大隊の横隊の大きさ
3)中隊の隊形と大きさ
射撃戦や行軍の場合には、大尉は中隊の中央に、3列目の軍曹は
左側の列に入る。(右側の列幅も12人になる)
4)射撃できる人数は、各中隊の最前列なので
1ヶ中隊で12人×2=24人
大隊縦隊は、最前列が2ヶ中隊なので48人
大隊横隊は、全中隊(8ヶ)なので192人
となる。
1列目がしゃがみ、その後に2列目は射撃する。
3列目は予備で、1・2列に負傷者が出た時には
前に詰める。
<個人的感想>
フランス軍は縦隊のイメージがあるが、戦闘位置まで縦隊で移動したら、
横隊に変更して戦闘開始するのが普通らしい。火力の面で4倍も違うので、
特別な理由がない限りは縦隊による突撃は、ありえないと思う。
中隊の隊形を見ると、下士官と士官で兵士を挟み込みような形である。
士気の低い兵士が隊列を乱さないように、番犬を付けているような・・・。
<バタイユゲームとの関係>
バタイユゲームでは、横隊隊形時は2HEX(200m)に展開するルールに
なっているが、これは上記の横隊幅182mから見て適切と思う。
横隊の射撃力は、戦力数×4になっており6戦力(600人)では24。
縦隊の射撃力は6なので、横隊は4倍の計算になり、適切と思う。
<リンク>