フランス軍歩兵大隊は本部がないか

 Napoleon’s Infantry Handbookを斜め読みしていて、勘違い(思い込み)が

あった事が分かった。

<勘違い>

 大隊は当時の戦闘単位でもあったので、大隊本部があり、スタッフがいるもの

と思っていた・・・。

 

<正解>

 連隊が全て管理しており、各大隊専任の士官(*)、准士官が1名ずついる。これらを

管理・統括しているのが中佐である。物資・命令・訓練・規律(警察)などの人そのもの

以外は全て管理する。配下の連隊スタッフは、1808年では46名になる。

大隊長(少佐)は、人の管理・指揮に専念して、上記の管理スタッフの上司ではない。

連隊長(大佐)も人の管理・指揮に専念し、その他は中佐に任せているが、中佐の

上司は連隊長である。

 (*)adjutant-majorで中尉が務める。18ヶ月務めると大尉への昇進が約束される

特典が付く。ベルナドットは、中尉時代の1792年から93年に務めたことがある。

 

<個人的感想>

 管理の効率化の面では、連隊が直接管理するのは良いのかもしれない。

実戦の指揮は連隊長と大隊長が行い、後方支援は中佐とスタッフが行う

分担は明確である。

 

 

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