英国の軽歩兵中隊ルール(補足)

 前回、英国の軽歩兵中隊ルールについて記載した内容は、COA社の

第3版ルール+アルブエラ特殊ルールである。最近のマリールイーズ版

では、更に英軍有利になっている。

 

<第3版ルール+アルブエラ特殊ルールのゲームの流れ>

敵軍防御射撃(軽歩兵中隊)→自軍攻撃射撃→軽歩兵中隊後退→

自軍前進(**1)→敵軍防御射撃(所属大隊)→白兵戦(追加射撃戦なし)

 (**1)前進するかどうかは任意。

 

<マリールイーズ版(30年度版)>

敵軍防御射撃(軽歩兵中隊)→自軍攻撃射撃→軽歩兵中隊射撃(別れの射撃)

→自軍臨機射撃→軽歩兵中隊後退→自軍前進(**2)→敵軍防御射撃(所属大隊)

→白兵戦(追加射撃戦あり

  (**2)前進するのは必須

1)両軍に白兵戦前の射撃機会が1回増えているが、射撃力と射撃防御力を

考えれば、英軍に有利。

 フランス軍縦隊 射撃力=6、射撃防御力=6(平地)

 英国軽歩兵中隊 射撃力=12、射撃防御力=18(平地)

2)軽歩兵中隊が後退した後に必ず前進するのは、英軍に有利。

 A)英国大隊の防御射撃が白兵戦前にある。

  英国大隊(4戦力) 射撃力=16、射撃防御力=9(平地)

 B)白兵戦時の追加射撃では、賽の目により防御側(英国側)に

 射撃結果表を最大で2列有利にシフトできる(2.5-1の結果を

 4-1の結果に変えられる)。

 

<個人的感想>

”そこまでやるのか”と言いたいくらいの英軍が有利のルールである。

第3版ルール+アルブエラ特殊ルールでは、フランス軍は勝てる気が

しなかった。しかし、マリールイーズ版(30年度版)では、フランス軍は

プレイする気がしない・・・(英軍は楽しそう・・・)。

 

 

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