エルバ島から復帰したナポレオンに元帥達は、どう対応したのか
少し調べてみた。25人(グルーシーは復帰後の元帥任命なので
除外)の内訳は、次の通り。
1)死亡 4人(ベシエール、ランヌ、ポニャトフスキー、ベルティエ)
2)国外 2人(ベルナドット、ミュラ)
3)参集10人(ブリュンヌ、ダヴ―、ジュールダン、ケラーマン(息子が代わって)、
ルフェーブル、モルティエ、ネイ、セリエ、スールト、スーシェ)
4)ナポレオンが拒否2人(オージェロー、ウディーノ)
5)不参集 7人(マッセナ、モンセー、ペリニョン、ヴィクトール、
マクドナルド、マルモン、サン・シール)
ナポレオンの元に集まらなかった人数を”7人も”と見るか、”7人しか”
と見るか迷う。受けた名誉と金を考えれば、”7人も”になる。しかし、
次のような今後の事を考えれば”7人しか”になる。
1)厭戦気分
皇帝になってから10年近く戦争し、また戦争になる。もう、
いい加減に止めて欲しいと思うのは納得する。
2)皇帝の未来は暗い
たぶん昔の栄光が戻ると考える人は、21人の中で誰も
いなかったのでは。結局1814年の国内戦役の再現になる
と思うのが普通。
3)名誉と金
もう十分に名誉と金(元帥、レジオンドヌール勲章、公爵を
合わせれば、年収で約5億8千万円)を受けている。
これ以上の得るものはない・・・。
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