ナポレオンは勲章で軍人を釣ったか

 元帥以外の軍人は、勲章で釣られたのか?少し調べてみた。

レジオンドヌール勲章は、ナポレオン主導で創設されたもので、

1804年7月に初めての授与が行われた。

<創設時期>

 創設の議論は1802年からだが、初めての授与は1804年で、

ナポレオンが皇帝に即位した後である。

何かあると思われても仕方がないような・・・。

 

<年金>

 ランクに応じて年金が付く。前回と同様に今の円に換算してみた。

ランク年金備考
大十字(大鷲) 1805年から1200万円地方邸宅(シャトー)が与えられる
大将校1200万円 
司令官 480万円 
将校 240万円 
騎士   60万円 
(参考)日本 文化功労者 350万円文化勲章受章者の中から選ばれる

なお、今の日本では勲章に年金が付かない。例外的に、法律の運用で文化勲章の

受章者の中から文化功労者が選ばれて、年金を受ける事が可能になっている。

 

 初めは地区を統括する大将校が16人(元帥14人、提督2人)選ばれている。

続いて元帥になれなかったウディーノ少将、マルモン少将なども大将校を

1804年の最初の受賞式で貰っている事を見ると、それほどの功績がある訳

ではないので、”名誉と金で買われた”と言われるのもなるほどと思う。

なお、元帥達は勲章分も合わせて年額で7200万円アップで、

ナポレオンに味方するのは納得・・・。

 

<リンク>

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