ドレスデンとアウステルリッツ会戦の指揮官年齢

 COA社のバタイユゲームVol.13ドレスデンの主要指揮官を眺めていて、

フランス軍と連合軍の指揮官の年齢に興味が沸いたので調べてみた。

数字が年齢で( )内は人数。<*>は実質的に作戦を仕切っている人。

 ドレスデンフランス軍ロシア軍オーストリア軍プロシア軍
司令官皇帝 44<*>皇帝 36皇帝 45王 43
参謀長6042<*>52<*> 
軍団長

49(2),46,45(3),44,39

44,42(2)55,50,4351

作戦を仕切る人、軍団長の年齢に注目すると、フランス軍と連合軍に余り差がない。

 

 8年前のアウステルリッツ会戦では、作戦を仕切る人と軍団長はフランス軍が若い。

 フランス軍ロシア軍オーストリア軍
司令官皇帝 36<*>皇帝 28皇帝 37
参謀長5260<*>50<*>
軍団長

42,38,37,36(3),35

55,42,40,34,2657,49,45

 

 こうして見ると、1813年の戦役では両軍に指揮官の年齢に違いもなく、

8年前の優位性は無くなっている。特に、フランス軍の軍団長は、長い間

各地で戦っているので疲れているだろうし・・・。

もはやフランス軍の優位性は、ナポレオン個人の軍事能力のみになったかも。

その意味でも、連合軍のトラッヘンベルク計画<**>は有効であったと思う。

<**>ナポレオンの居る主力軍とは戦いを避けて、部下を相手に消耗戦を行い、

兵力の絶対数で劣るフランス軍を最終的に負かす計画。

 

 

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