ナポレオン時代のフランス軍元帥

 ナポレオン時代には数多くの元帥がいた。しかし、実績よりも政治的な

理由で元帥になった人が少なくない。ナポレオン戦線従軍記(中公文庫、

フランソワ・ヴィゴ=ルシヨン)を読むと、兵士から見ればナポレオンが皇帝に

なる為に軍人たちを名誉と金(元帥や爵位には年給が付くらしい)で買ったとか。

 

 下記のホームページを参考にすれば、1804年までにメジャーな会戦・戦役で

決定的な勝利を挙げたと言えるのは、次の4人のみ。

祖国は危機にあり関連blogさん

ジュールダン:フルーリュスの戦い(1794)

ボナパルト:1796年の戦役

モロー:ホーンエリンデンの戦い(1800)

マッセナ:チューリヒの戦い(1799)

 

 これを見ると軍事的実績とは別に、政治的(反対派と中立な人の懐柔策)・

お気に入り(自分に忠実な人、自分にPRすれば昇進できる事の明示)

などの理由で元帥にしたと思われても仕方がないのでは。

 

 話は変わるが、COA社のゲーム”Legion of Honor”のゲームルールを

みると、昇進するには軍事的な実績とは別に”ナポレオンの注目”が一定量

必要との記載がある。やはり、お気に入りにならないと昇進できないとの

見方がある。

 

 

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