革命戦争からナポレオン戦争にかけて、工兵(Génie)は主に次にの4種類に分かれる。
人数の規模は時代により変わるので、概算を記載した。
フランス語 | 和訳 | 主な任務 | 人数の概算 |
sapeurs | 塹壕部隊 | 塹壕を掘って要塞などに近づく拠点を作る。 | 1100〜1600人 |
mineurs | 坑道部隊 | 地下道を掘り爆薬にて要塞や防壁を破壊する。 | 600人 |
pontonniers | 舟橋部隊 | 舟橋を運搬・組み立てて臨時の橋を作る。 | 600〜1200人 |
Ingenieurs-geographes | 地図部隊 | 軍の進路・障害を調査し簡易地図を作成する。 | 60人 |
sapeursの中には、歩兵と同行して建物の破壊などを任務とする部隊(sapeurs grenadiers)もあり、
こちらの方が戦闘工兵として有名である。バタイユゲームに登場するsapeursは、こちらの方である。
下図の左がsapeurs grenadiers(4.5kgの斧を携帯する)、右がmineursのサンプル画像。
下図はpontonniersのサンプル画像で、川に舟橋を構築中。
下図はIngenieurs-geographesのサンプル画像。
<個人的感想>
バタイユゲームは野戦を模擬するゲームなので、sapeurs grenadiersとpontonniersしか
登場しないのはやむなし。要塞攻囲戦は1ヶ月以上の長期になることもあり、バタイユゲーム
では時間がかかりすぎる・・・。
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