以前にフォントの自作テストを行った際に使った文字”茂”は、蘭亭序を元にしたものである。
なお、王羲之の真筆は残っていない。下記の蘭亭叙<五種>(中国法書選15 二玄社)には、
代表的な3種類の墨帖(紙に書いたもの)と2種類の刻帖(石に刻んだもの)が記載されている。
代表的な3種類の墨帖の画像例(初めの部分)は、以下の通り。
(1)北京故宮博物院所蔵の八柱第一本(張金界奴本)
丸い印が2行目の文字に重なっている点が識別ポイントである。
(2)北京故宮博物院所蔵の八柱第二本
丸い印が1行目と2行目の文字に重なっている点が識別ポイントである。
(3)北京故宮博物院所蔵の八柱第三本(神龍半印本)
丸い印が2行目と3行目の文字に重なっている点が識別ポイントである。
<個人的な感想>
真筆が無い為か、色々な模倣版がある。それぞれに個性があり、真筆がどのような
ものであるかサッパリ見当がつかない・・・。
<リンク>