ナポレオン戦争の砲兵部隊単位

 ナポレオン戦争の砲兵部隊単位と規模について、気になったので少し調べてみた。

革命戦争の砲兵については、細部が時代により変わっているらしく、参照する資料

によりバラつきがあるので諦めた。大筋は、ナポレオン戦争の砲兵と同じとの事。

部隊単位指揮官規模
砲兵連隊大佐2ヶ大隊
砲兵大隊少佐10〜11ヶ中隊
砲兵中隊大尉3ヶ分隊+スタッフ*1
砲兵分隊中尉、少尉大砲2門、軍曹1人、伍長1人、兵士19人

*1 曹長1人、軍曹1人、兵站伍長1人、ドラマー2人、木工職人2人、

鍛冶職人2人、兵士2人。

 

 連隊と大隊は本部での管理が主で、実戦では中隊単位で軍、軍団、および

師団に配属される。なお、上記砲兵中隊は大砲を撃つときの人員であり、

大砲・弾薬の輸送には、別に荷馬車中隊(内訳は下記)が同行する。

大尉1人、曹長1人、軍曹1人、兵站伍長1人、伍長2人、トランぺッター1人、

兵士36人、荷馬車12台、馬90頭。

革命戦争時は、民間人が荷馬車中隊を担当していたが、敵の攻撃時に

馬車ごと逃げたりしたので、ナポレオンが権力を握ってから軍人にしたとの事。

 なお、砲兵中隊と荷馬車中隊の全体の指揮は、砲兵中隊の大尉が行う。

 

 

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