純正3度に近い修正をするかどうかの判断をする前に、今まで検討した事を
再整理する。
1)純正3度に近い修正をする場合
A)良い点
a)3度の音程が26ヶ純正に近くなる。
b)5度の音程は47ヶ純正である。(下図の水色箇所参照)
B)悪い点
a)3度の音程が8ヶ狭くなる。
b)5度の音程は1ヶ狭くなる。(上図の橙色箇所参照)
2)修正しない場合
A)良い点
a)3度の音程が狭くなる事はない(8ヶ)。
b)5度の音程は、1)と同じように47ヶ純正である。(下図の水色箇所で、1ヶ所だけ1)と異なる)
B)悪い点
a)3度の音程は良くならない。
b)5度の音程は1ヶ狭くなる。(上図の赤色箇所が狭くなり、1)と異なる。)
<個人的な感想>
5度の音程については、修正有無で影響は小さい。結局、8ヶ狭くなる事を覚悟して
26ヶ所を純正に近くするかどうかの選択になる。なお、5度の音程の箇所が3度の箇所
よりも多い(48vs34)のでピタゴラス音律の方がミーントーン(3度純正)よりも良いと思う。
<リンク>