音律による音程3度の違いを聴き比べてみた。下記の12音(12音階の基音)と
その3度上の音を同時に鳴らした時に、音律によってどう変わるかを調べる。
1)C(ド) 2)G(ソ) 3)D(レ) 4)A(ラ) 5)E(ミ) 6)B(シ) 7)F#(ファ#)
8)D♭(レ♭) 9)A♭(ラ♭) 10)E♭(ミ♭) 11)B♭(シ♭) 12)F(ファ)
1.ピタゴラス音律
特に変に聴こえる音はない。ウルフの5度の影響が小さいのかもしれない。
2.ミーントーン(1/4コンマ)音律
ウルフの5度の影響で5~8番目が変に聴こえる。それ以外は純正の3度の響きである。
3.ヴェルクマイスターⅢ
変に聴こえる音はない。
4.平均律
変に聴こえる音はない。
<個人的な感想>
純正の3度の響きを求めたミーントーンだが、12音階中で4つも変に聴こえるのが欠点と思う。
同じ音で比べると、ピタゴラス音律が一番純正から外れているようには聴こえないが・・・。
(理論的には一番外れているとの事)
<リンク>