以前に射撃戦のモラル補正を行った際に、歩兵と砲兵を同じにした。
しかし、歩兵に比べて砲兵は各国でも士気が高く、差が余り出ない。
そこで、次の2点について見直した。
A)砲兵のモラルを見直して国別に差が出るようにする。
B)モラルによる賽の目補正量を大きくして、上記の差が命中率に反映され易くする。
1)砲兵のモラル
各国砲兵の練度は、隊形変更の際にも使ったが、大雑把には以下になる。
国 | ランク | 国 | ランク | 国 | ランク |
フランス | 1 | ポーランド | 2 | ベルク | 3 |
オーストリア | 1.5 | ポルトガル | 2 | デンマーク | 3 |
バーデン | 2 | プロシア | 2(*1) | イタリア | 3 |
ババリア | 2 | ロシア | 2 | ザクセン | 3 |
イギリス | 2 | スウェーデン | 2 | スペイン | 3 |
ヘッセ・ダルムシュタット | 2 | ヴィッテンベルグ | 2 | ウェストファリア | 3 |
オランダ | 2 |
(*1)1806年まではランク3で、1813年以降がランク2(軍制改革による砲兵の向上)。
各ランクのモラル差は賽の目で3とする(以前も使った値)。また、ランク内でも練度・状態により
モラル差を1つける。ランク2を標準として、ランク2内の徒歩砲兵のモラル差は以下とする。
なお、各国とも騎馬砲兵は徒歩砲兵よりもモラルが高いので、その差を1とする。
練度 | 状態(高) | 状態(中) | 状態(低) |
古参 | 15 | 16 | 21 |
中堅 | 22 | 23 | 24 |
若手・不慣れ | 25 | 26 | 31 |
(注)古参は各国の親衛隊、中堅は正規兵の砲兵、若手・不慣れは非正規兵や
臨時に召集した砲兵とする。
2)賽の目補正量
モラル23は10進数では15なので、(15-補正した部隊モラル)×2÷3を補正量とする。
なお、割算結果は切捨てとする。歩兵と違うのは、基準のモラル値が26でなく23であること、
計算式に×2を追加していること(モラル差の比重を2倍にした)の2点。
<個人的な感想>
ME版標準的な砲兵のモラルと個々には違いがあるが、大きな差はない(3以内)ので、
良さそうに見える。後はプレイテストして評価する予定。
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