apple tv+で評判の余り良くない”ナポレオン”を期待しないで見た。
史実との違いが気になるが、そこはフィクションと割り切って見た。
戦闘シーンはお金が掛かっている事が分かる。
結論として、ガッカリした・・・。
主な不満点は次の3つ。
1)何を描きたいのかが分かりにくい。
→ジョセフィーヌが幸運の女神で、離すと没落すると言いたいのか?
2)ナポレオンの登場から退場までを約2時間で集約しようとしたが、
そもそも無理がある。
例えば、映画で初めてナポレオンの戦歴を知る人には、ロシア遠征直後に皇帝を
退位したと思う。1813年のドイツ戦役(諸国民戦争)、1814年のフランス戦役は無かった・・・。
3)イギリス優位の目線が気になる。→監督がイギリス人だからか?
会議でウェリントンが首座でロシア皇帝などに話しているのは、”ありえない”。
ワーテルローの戦いでフランス軍騎兵が突撃しているのに向かってイギリス歩兵が横隊で
前進するのは、”ありえない”(その後で方陣に隊形変更したが、戦場で映画のように円滑・短時間にできると思えない)。