フィリップ・K・ディックの短編集”人間以前”を読んでみた。
12編入っているが、気に入ったのは次の6編。
1)妖精の王 :最後の決断が心温まる。
2)この卑しい地上で :シルヴィアの帰還が恐ろしい。
3)不法侵入者 :最後のオチが怖い。
4)宇宙の死者 :終わり方に納得がいかないが、それまでは面白い。
5)新世代 :子供の新しい成育方法が面白い。
6)人間以前 :中絶に対する皮肉が効いている。
なお、”父さんもどき”、”ナニー”は ちくま文庫の”人間狩り”で既読。
<個人的な感想>
最初の”地図にない町”は、昔のテレビドラマ”プリズナーNo6”の
第1話”地図にない村”と同じものと勘違いしていた。
何か違うと思いながら読んでいた・・・。