SF小説”アジャストメント”を読む

フィリップ・K・ディックの短編集”トータル・リコール”が面白かったので
アジャストメント”を読んでみた。

気に入ったのは次の6編。
1)アジャストメント :現実世界の再構築が面白い。
2)にせもの :最後の捻りが面白い。
3)おお! ブローベルとなりて :オチに皮肉が効いている。
4)ぶざまなオルフェウス :同上。また、自分を3大SF作家の1人にしているのが、面白い。
              本来の1人アーサー・C・クラークに恨みでもあるのか?
5)電気蟻 :現実世界が嘘である事が面白い。
6)凍った旅 :主人公のネガティブ思考に苦労する船の物語が面白い。

<個人的な感想>
アジャストメントは映画を見ていないので、先入観なしに読めた。
フィリップ・K・ディックは自分に合っているようで、面白いものが多い。