ナポレオン戦争時に敵の大砲を一時的に無効化する手段として
大砲の点火口(下図のVent)を釘などで埋めるSpike(釘打ち)がある。
具体的には下図のように釘を点火口に刺してハンマーで打ち付ける。
敵が大砲を奪い返しても、その場で点火口の釘を抜けなければ
大砲を修理場(通常は軍団砲兵の荷馬車群が集まる場所)で修復する必要がある。
実戦では釘・ハンマーを携行していなかったり、敵の反撃で時間的な余裕がないなど、
釘打ちができなかった例があるとの事(下図はAtrillery Tacticsから引用)。
<個人的な感想>
バタイユゲームのルール第3版とCOA社の30年度版には釘打ちルール(Spiking the Gun)があるが、
ME社のプレミアムルールにはない。
個人的には砲兵中隊の復活がないプレミアムルールの方が簡明でプレイしやすい。